日本大学が、スギ花粉症には「つくしエキス」が効果的として、エキスを混ぜたアメを開発した。
3年間で100人以上の試食調査を経て商品化し、徳島県の製薬会社が今春発売する。しか
し、つくしエキスがなぜ症状を抑えるのかは、日大の研究機関でも突き止められていない。
新商品の名前は「つくし飴(あめ)」(20粒入り1箱2000円)で、漢方薬などの製薬会社「池田
薬草」(徳島県池田町)が発売する。技術は日大が開発し、特許も申請中だ。
きっかけは日大文理学部の島方洸一学部長(62)が趣味にしている山菜採り。自身が重度
の花粉症だった島方氏が98年春、採ってきたつくしを調理して食べたところ、症状がピタリと
止まったという。00年に薬学部が研究に乗り出し、抽出したエキスに抗アレルギー物質があ
ることは確認した。ただ、この物質と即効性との因果関係は分からない、という。
日大は、池田薬草と協力してエキスを注入したアメの試作品を製造。03年から05年まで大
学関係者らに試食してもらった。その結果、全体の約6割の人に症状の改善がみられた。多
くがなめた直後に効果が表れ、15分から数時間持続した。花粉症が治った人もいた。
池田薬草と商品開発を進めた日大産官学連携知財センター(NUBIC)は「すぐ症状を止めた
い人にお勧め」と胸を張る。ただ、悩みは販路のなさで、販売代理店を募集しているという。
asahi.com
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