日本通運は2月に民間業者として初めて全国規模の信書配達に参入し、日本郵政公社の
郵便事業に対抗する。対象は配達料が1000円を超える書類などで、利用者のもとに訪問して
集荷し、翌日までに配達する。信書の全国配達は郵政公社の郵便書留が独占しているが、
日通は一部地域で書留より安くする。主要顧客に想定される企業にとって、サービスの
選択肢が広がることになる。
日通が始める新サービス名は「BSP」。配達料が1000円を超えるものに対してのみ総務省が
取り扱いを認可した。企業が扱う本支店間の社内文書や、銀行が不動産会社に送る住宅
ローン関係の書類、株券などの有価証券が主な対象となる見通し。郵政公社が取り扱わない
重さ4キロを超える信書も手がける。 (07:00)
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