県警生活安全総務課は、昨年一年間のストーカー事案の相談状況をまとめた。県警へ
の相談件数は二百九十八件で、二年連続で増加した。
ストーカー規制法が成立した二〇〇〇年十一月以降、〇一年に相談件数が三百八十
八件、同法に基づく警告件数も五十一件と最多を記録。〇三年まで減少傾向となったが、
〇四年の相談件数は二百七十四件に上り、再び増加に転じていた。
昨年は三十代の被害者が34・6%を占め、続いて二十代が30・5%。ストーカーの
行為者は四十代が27・8%と最も多かった。また、被害者と行為者の関係は交際相手や
元交際相手、婚姻関係にある者同士が多かった。
ストーカー行為の内容としては、(1)つきまといや待ち伏せ(34%)(2)面会、交際など
の要求(26・2%)(3)無言電話や連続電話(17%)−の三つで全体の約八割を占めた。
(布施谷 航)
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20060129/lcl_____ibg_____003.shtml