【記者クラブ】フリー記者の損害賠償請求を棄却　傍聴席の提供めぐる訴訟{060125]

　フリー記者の寺沢有さん（３８）が、裁判の取材をめぐり、記者クラブに加盟する報道機関以外には
記者席を提供しないのは報道の自由の侵害で憲法違反、などとして国に２００万円の賠償を求めた訴訟
の判決で、東京地裁は２５日、請求を棄却した。
　判決理由で奥田隆文裁判長は「報道、取材の自由は、報道機関の取材行為に対して国家機関が介入
してはならないという消極的な自由を意味するにとどまり、国に対して一定の行為を請求できるという
積極的な権利を含まない」とした。
　判決によると、寺沢さんは２００３年４月２１日に札幌地裁で開かれた北海道警元警部の覚せい剤
事件、同年７月２４日に東京地裁で開かれた武富士恐喝未遂事件の裁判を傍聴するため、それぞれの
地裁に席の確保を依頼したが断られた。
■ソース（共同通信）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000137-kyodo-soci

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