東京都北区保健所は24日、同区中十条4の区立特別養護老人ホーム「清水坂あじさい荘」
(高島一紀施設長、119人入居)でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、発症
した61人のうち女性入居者(89)が死亡、男性入居者(84)が意識不明の重体で入院
したと発表した。他に入居者44人と職員15人にもおう吐、下痢などの症状が出たが、
回復している。
同保健所の調べでは、6日に入居者1人が発症してから、13、14日をピークに施設の
3、5階の入居者・職員を中心に発症。検査した13人のうち8人の便からノロウイルスが
検出された。死亡した女性は14日に発症し、翌15日死亡。ウイルス検査はしておらず、
直接の死因は不明だという。
施設で出した食事からウイルスは検出されていないため食中毒ではなく、患者の便や吐い
たものに含まれるウイルスが周囲に感染したとみている。
■ソース(毎日新聞)【若井耕司】
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060125k0000m040113000c.html