ニューヨーク──
米初代大統領ジョージ・ワシントンの全身像を描いた肖像画が21日、
ニューヨークの競売大手クリスティーズでオークションにかけられ、
米大統領の肖像画としては史上最高額となる、2130万ドル(約24億5000万円)で落札された。
落札者は米美術商のC・L・プリケット。
クリスティーズは当初、落札予想価格を1000─1500万ドル(約11億5000─約17億2500万円)としていた。
出品されたのは、米画家チャールズ・ウィルソン・ピールが1779年に描いたもの。
ピールは1779─81年にかけて、計8枚のワシントンの肖像画を描いており、
このうち、これまで個人所蔵だった1枚が出品された。他の7枚は、美術館などが所蔵している。
これまでに競売にかけられた肖像画の最高落札価格は、昨年11月に競売大手サザビーズが
ニューヨークで出品した、ギルバート・スチュワート作のワシントン初代大統領の座像で、810万ドルだった。
(画像あり)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200601230023.html