ニューヨーク──ニューヨークで1969年に盗まれたシボレー・コルベットが、
37年ぶりにカリフォルニア州で見つかり、持ち主に戻ってきた。持ち主は、
「2度と離れたくない」と喜んでいる。
サンフランシスコ近郊の街で暮らすアラン・ポスターさん(63)は
ニューヨークで暮らしていた68年、離婚して沈んでいた気持ちを
紛らわそうと、6000ドルの大金をはたいて、68年型コルベットを購入。
大事にしていた愛車だったが、翌69年にマンハッタンの車庫から
盗まれてしまった。手を尽くして探してみたものの手がかりはなく、
すっかりあきらめ、カリフォルニア州へ引っ越した。
盗まれた68年型コルベットは、3代目のC3型「マコ・シャーク」デザインとして
知られ、この年型は1万8360台しか生産されなかった、非常に価値の
高いものだった。現在の価格は、2─6万ドル(230─690万円)となっている。
このコルベットを発見したのは、カリフォルニア州税関。同州ロングビーチの
収集家が昨年12月、スウェーデンの買い手に送る手続きを取ったが、
書類に不備があることがわかり、元の持ち主を探す過程で
盗難車であることが判明した。収集家は盗難車と知らずに、
保有していたという。
37年前は青色だった車体はシルバーに変わり、内装も赤くなって、
いくつかの部分もなくなっていた。しかし、ポスターさんは手元に
コルベットが戻ってきたことを本当に喜び、米紙に「もう2度と、
離れるようなことにはならない。誰かがこの車をもっていくなら、
私を殺さなきゃだめだね」と話している。
▽37年ぶりに見つかった68年型シボレー・コルベット
http://cnn.co.jp/fringe/images/CNN200601190022.jpg ▽見つかったコルベットに乗り込み、笑顔を見せるポスターさん
http://cnn.co.jp/fringe/images/CNN200601190023.jpg ■ソース(CNN)
http://cnn.co.jp/fringe/CNN200601190024.html 依頼により立てました。