オンラインゲームの人気は高まっているものの、2005年のPCゲームの小売り販売額は10億ドルを割り込んでしまった。
ニューヨーク(Associated Press)
PCゲームのトップセラー「World of Warcraft」は2005年に100万本近く販売されたが、コンピュータゲームの米国での小売り
販売額が10億ドルを割り込むのを食い止めるには至らなかった。調査会社が1月17日に明らかにした。
NPD Groupによると、オンラインゲームが人気を呼ぶ中、2005年にPCゲームの米国での小売り販売額は前年の11億ドルか
ら14%減少し9億5300万ドルにとどまった。
総販売本数は3800万本となり、前年の4700万本から19%落ち込んだ。
NPD Groupは販売本数(CD-ROMゲームの販売実績のみを算入)の減少の原因として、Webサイト上で、あるいはMMO(多人
数参加型オンライン)ゲームの会員としてプレーするという楽しみ方が浸透してきていることを挙げている。
「PCゲームの小売り販売はここ数年間連続して減少しているが、オンラインゲームの利用状況について消費者から聞いた話か
らすると、PC上でのゲームの利用は、気軽に使えるオンラインゲームサイトで楽しむか、MMOの会員としてプレイするかを問わ
ず、拡大してきている」とNPDのアナリスト、アニタ・フレージャー氏は語る。
Vivendi Universalが提供するトップセラーの「World of Warcraft」は、2005年に95万7000本強が販売された。これに続いたのは
Electronic Artsの「The Sims 2: University Expansion Pack」の57万4000本、「The Sims 2」の55万9000本だった。
ITmedia ニュース
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