元BARチーム代表のデイビッド・リチャーズが、プロドライブを率いてのF1復帰を再びほのめかした。
2008年のルール改正でプライベート・チームへの便宜が図られるならば、積極的に考えていくつもりだという。
リチャーズは、プロドライブ初のロードカー、P2が出展されていたオートスポーツ・インターナショナルショーにおいて、
英クラッシュネットに対し、この件について語った。彼は、F1の現行システムがマニュファクチャラーの支援を受けて
いないチームを救済するような形に変更されるならば、この先2、3年後にはグリッド上にカムバックするかもしれない、
と明かした。
「私には現在、やるべきことが山ほどある。しかし競争が激しくて、自分たちでも成功を収められるようなモータース
ポーツは、何でもやってみたいんだよ」とリチャーズは言う。
「はっきりしているのは、F1の現行システムはプライベート・チームの成功を促すものではないということだ」
「どれだけの資金を注ぎ込むことができるかが重要であり、そういった状況では大手企業が主導権を握るだろう。
こういった現実から逃れることはできない。もし 2008年にルールがその(プライベーターを受け入れるという)目標どお
りに改正されれば、環境がプロドライブのようなチームに適したものとなるはずなので、その過程を今後も注意深く見
守っていくつもりだ」
リチャーズがBAR代表の地位を追われたのは、2004年、ホンダがBAR株の大半を買収した時のことだ。しかし、彼に
は90年代後半にもベネトンを指揮した経歴があり、もしF1の現場に復帰すれば、それが3度目の挑戦となる。
リチャーズは、どこかプライベート・チームが参戦するならば、プロドライブが最もその可能性にあふれたチームのひ
とつであると主張しているが、この自信はこれまでの経験があればこそのものだろう。
「我々よりもこの分野で結果の出せるチームというのは、世界中でも皆無に等しいんじゃないかと思うね」
AUTO SPORT WEB
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