◇ダイキン、3年で設備投資2000億円・海外拠点を増強
ダイキン工業は16日、2006年度から3カ年で2000億円程度の設備投資を
実施すると発表した。年頭記者会見で明らかにした。05年度までの3カ年の
設備投資額を約700億円上回る。全額の3分の2を投じて、
需要が拡大している中国や欧州など海外生産拠点の生産設備を増強する。
06年度から3カ年の設備投資の内訳は、空調事業に70―80%、化学事業に約20%。
空調事業では海外での増産対応や製品開発用の試験設備を導入する。
10年度を最終年度とする経営計画「フュージョン10」を作成中で、「08年度には
連結売上高1兆2000億―1兆3000億円を達成したい」(井上礼之会長)と意欲を見せた。
海外企業の買収を検討していることも明らかにした。
今期の業績見通しについても、井上会長は「12期連続の増益、
6期連続の最高益更新は達成できる見通しがついた」と語った。
2年連続でトップシェアを維持している国内ルームエアコン市場では、
松下電器産業や三菱電機の猛追を受けている。岡野幸義社長は
「首位を維持できるは微妙だが、守りきりたい」と語った。
ソース(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060116AT1D1607G16012006.html ▽ダイキン工業
http://www.daikin.co.jp/