北朝鮮に拉致された疑いのある中国系女性、孔令キョウさんの家族とマカオで面会した拉致被害者家族連絡会
の増元照明事務局長(50)と「救う会」の西岡力副会長(49)が15日、成田空港で会見を行い、「(孔さ
んが北朝鮮に)拉致されたのは間違いないという結論に至った」と述べた。(孔令キョウさんの「キョウ」は「
貝」2つの下に「言」)
孔さんは20歳だった1978年夏、タイ人女性とともにマカオで拉致された疑いが持たれている。西岡副会
長はソウルで、「北朝鮮で孔さんとみられる女性と出会った」と著書で記述した拉致被害者の韓国人女優・崔銀
姫さんから聞き取りを行い、その内容を伝えるため、13日、マカオ市内のホテルで孔さんの父親と弟に面会し
た。
その結果、高校時代にバレーボール選手だった、孔さんの母親が針仕事をしていた――など、ほとんどの点で
崔さんの証言と一致。孔さんの弟は増元事務局長に、「姉が早く無事に帰ってくるように願っている」と話した
という。
増元事務局長らは、今後もメールなどで孔さんの家族と連絡を取り合って情報交換することにしている。
[読売新聞社:2006年01月15日 22時16分]
http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__yomiuri_20060115i214.htm