◇アステラスが「ゼファーマ」売却検討、大衆薬から撤退
製薬大手のアステラス製薬が、薬局やドラッグストアなどで販売する
一般用医薬品(大衆薬)の事業子会社「ゼファーマ」の売却を
検討していることが14日、わかった。
ゼファーマは、胃腸薬の「ガスター10」や消毒薬「マキロン」のほか、
風邪薬の「プレコール」や「カコナール」などを扱っているが、
アステラスは大衆薬事業から完全撤退し、利幅の大きい
医療用新薬に経営資源を集中する方針だ。
ゼファーマの売却は証券会社が仲介して競争入札方式で
決められる方向だ。買い手としては、大正製薬の名前が
浮上しているほか、業界最大手の武田薬品工業なども
関心を示しているという。
ゼファーマは、2005年4月の旧山之内製薬、旧藤沢薬品工業の
合併によるアステラス製薬の誕生に先立ち、04年10月に両社の
大衆薬事業を統合してできた。
年間売上高は約230億円で、大衆薬では国内8位前後だ。
ソース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060115i203.htm ▽アステラス
http://www.astellas.com/jp/ ▽ゼファーマ
http://www.zepharma.com/