「豊かさ」感じることある73%…読売世論調査(読売新聞)

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1まっくろけのおばさん(060314)φ ★
 日ごろの生活で、「豊かさ」を感じることがある人が7割を超えていることが読売新聞社の全国世論調査(面
接方式)で明らかになった。
 総中流社会と言われていた日本が「格差社会」に移行し、「下流社会」が生まれているとの指摘があるが、大
半の日本人は日常の生活の中に何らかの「豊かさ」を見いだし、それほど悲観的になっていないことがうかがえ
た。
 調査は、昨年12月10、11の両日に実施した。
 「豊かさ」を感じることがある人は、計73%で、感じることがない人計27%を大きく上回った。年代別で
は、それほど差はないが、男女別では、男性計68%、女性計77%と10ポイント近く差が付いた。
 世帯年収別にみると、1000万円以上では「豊かさ」を感じることがある人は計89%だが、年収が下がる
につれて減り、200万円未満では計58%と、経済的環境と「豊かさ」に一定の相関関係は見られた。
 その一方で、「物の豊かさ」と「心の豊かさ」のどちらを重視するかでは、「心」76%が「物」5%を大き
く上回った。また、自由な時間や人間関係を多少犠牲にしても、経済的に豊かな生活を送りたいと思う人は計2
4%で、「そうは思わない」は計74%だった。
 「豊かさ」とはどういうことか(複数回答)――では、「仲のよい家族や友人に恵まれる」61%、「健康で
長寿をまっとうできる」59%、「生きがいのある生活を送れる」57%――がトップ3だった。
 現在の生活水準は「上」「中の上」「中の中」「中の下」「下」の5つの層のどこに入ると思うか――につい
ては、「中の中」51%が最多で、2004年の前回調査に比べ1ポイント増。「中の上」14%が1ポイント
増え、「中の下」27%と「下」5%がそれぞれ1ポイント減った。

[読売新聞社:2006年01月14日 20時46分]
http://newsflash.nifty.com/news/tp/tp__yomiuri_20060114it13.htm