◇料理一卓277万円 旧正月前夜の中国・杭州、続々電話
旧正月の前の大みそかに277万円の豪華メニューはいかが――。
1月末の中国の春節(旧正月)を控え、沿海部の浙江省の料理店が
売り込んでいる特別メニューが話題を呼んでいる。食材はツバメの巣やフカヒレ、
アワビなど。沿海部は金持ちが増えて高価な商品がよく売れているが、
これほど高い献立を出す一般店は珍しい。
浙江省杭州市の香港料理「老正興」で、店主が収蔵してきた生薬の
冬虫夏草やスッポンのスープなど全8品。28日の大みそかに限り、
料金は1テーブル(10席)が19万8000元(約277万円)という。
電話の問い合わせが相次ぎ、昨年6月に開業した同店は
「上海や杭州には金持ちが集中している。うちの店にも注目してもらいたい」という。
同省では都市部の住民1人あたりの平均年収は約1万4000元(約20万円)。
料理の値段に驚いた市民からは「客は公費を利用した役人ばかりさ」などの
声もあがっている。12日付の人民日報は2面に写真付きで豪華メニューを紹介。
「節約型社会の建設が求められる今、過度に消費する理由はない」と
編集者のコメントをつけた。
ソース(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0114/011.html