今季、選手会長を務める日本ハム金子誠内野手(30)が8日、山梨・笛吹市で本格始動した。
午前6時、気温マイナス8度。吐く息は白い。同僚の高橋、昨年退団した岩本らと市内にある標高差100メートルの
ゴルフコースを駆け抜けた。汗をかきながらも髪の毛が凍った。「このくらい、寒い方がいい。温かいと肩とか
出来上がったと考えてしまう。体のしんから汗も出る」。
プロ13年目、小笠原に替わって選手会長にも就任した。気負いはない。「試合に出ないと仕方がない。
野球選手として選手会長になっても変わりませんよ」と淡々と話した。この日も走って下半身を作るメニューが中心。
トレーニングも食事も何もかも「例年通り」だ。自然態で鍛え上げていく。
守備の要も昨年序盤はアルモンテに遊撃のレギュラーを奪われた。2軍生活も続いた。それだけに打撃向上を
目標の第1に上げる。昨年末に打撃マシンで打ち込んだ。早めの調整が続いている。これまで打率3割に到達を
したことはない。「前向きにやらないといけない。出場試合を多くして3割を打ちたいなって思う」と静かに闘志を燃やした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060109-00000062-nks-hok