「ウカール」に「ハイレルモン」−。本格的な受験シーズンに合わせ、食品メーカーやコンビニエンスストアが
「験担ぎ商品」の販売に力を入れている。志望校合格に縁起のいい語呂合わせの菓子などが期間限定で
続々と売り出され、コンビニの店内では受験生応援商品を集めたコーナーも登場している。
「お守りや絵馬などよりも、菓子やカップめんは受験生にとってもより身近な存在で、気軽に験を担げる」と
大手食品メーカー。消費者や小売店からの問い合わせも増えており、塾の講師が受講生のために験担ぎの
菓子をまとめ買いするケースもあるという。
追い込みに入った受験生らを引き付けるのが、巧妙な“語呂合わせ”だ。
チョコレート菓子「キットカット(きっと勝つ)」が受験生の注目を集め、験担ぎ商品のきっかけをつくった
ネスレは今月十日、受験シーズン限定で、満開のサクラをデザインした「キットカットさくら風味」を発売する。
明治製菓は昨年十二月、販売六シーズン目に入るスナック「カール」の合格祈願版「ウカール(受かーる)」に
加え、キャンデー菓子「ハイレモン」を語呂合わせした「ハイレルモン(入れるもん)」も新たに売り出した。
一方、セブン−イレブン・ジャパンは三日、語呂合わせの菓子やカップめん、健康栄養食品などを並べた
受験生応援コーナーを設けたほか、ローソンも八日から三十日まで、ほぼ全店舗で専門コーナーを設置し、
売り込みに力を入れている。
■ソース(Sankei Web)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/08kei003.htm