◇野球の北京五輪アジア予選、台湾開催が確実に
野球の2008年北京五輪アジア予選が、台湾で行われることが確実になった。
日本はアテネ五輪に続き、プロ主体の“最強チーム”を編成するため、
2006年秋の日本開催を目指して台湾側と調整を続けてきたが、
アジア予選の開催権を持つ台湾が開催意向を日本側に通告してきた。
台湾側の意向で2007年春にずれ込んだ場合は、プロ野球が
シーズン開幕直前となるため、選手の調整やシーズン日程の関係などから
プロの参加が難しくなる可能性も出てくる。
アジア予選の開催権は台湾が獲得していたが、予選1位通過が有力な日本は、
自国での開催を要望。一方、アジア予選で2位以下となり、
世界最終予選に回る可能性が高い台湾は、最終予選の開催を希望していた。
最終予選の開催地は来年2月に決まるが、日本が最終予選の開催権を得た場合、
台湾がアジア予選の開催権と交換することを内諾していたという。ところが先週になって、
台湾側がアジア予選を地元で開催する方針に転換。日本側もアジア予選の
開催を断念し、最終予選開催地への立候補を見送る方針を固めた。
アジア予選の開催時期については、来年早々に開かれるアジア野球連盟の
理事会で決定する。日本開催ならプロ野球がオフシーズンとなる
来年11月を想定していた。
◆北京五輪の予選方式 本大会には8チームが出場。予選は各地区の
1次予選と世界最終予選の2段階方式で行われる。アジア予選で1位になれば
無条件で出場。2位と3位は最終予選に回り、地区予選で出場を決められなかった
計8チームで残る3枠を争う。
ソース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20051228i501.htm