◇手抜き工事共謀の疑いも 浅井学園疑惑の調査結果
浅井学園大などを運営する浅井学園(札幌市)の補助金不正受給疑惑で、
学園の調査委員会は22日、補助対象だった耐震補強工事について
「業者と学園側が共謀して手抜き工事を計画した疑いがある」としながらも、
結論は出せなかったとの調査結果を公表した。
前理事長の自宅改修工事代金への補助金流用は
確認できなかったとしており、不正に受給された
補助金約5700万円の使途は解明されていない。
調査結果によると、問題となった2001年の工事をした業者は
「学園側の指示で手抜き工事をした。浮かせた工事代金は
(同時期に請け負っていた浅井幹夫)前理事長宅の改修工事代という認識だった」と証言。
一方、学園側は手抜き工事の指示を否定。
前理事長も自宅の工費は自己資金で払ったと主張した。
調査では2000年から04年にかけて学園側がこの業者に103件、
約570万円の架空工事費を支払っていたことも判明。前理事長が
学園経費でブランド品を購入するなど私的流用をしていたことも分かった。
学園は調査結果を近く文部科学省に報告、
文科省は刑事告発するかどうか検討する。
浅井学園は手抜き工事だったことを認め、補助金と加算金の
計約8000万円を文科省に返還している。(共同)
ソース(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/news/051223/sha004.htm