UFJ銀行は21日、都内3カ所のコンビニエンスストアで、愛知県内11支店の顧客14人の
偽造キャッシュカードが使用されたことを明らかにした。うち数人は預金の残高照会が行われたが、
現金の引き出しなどの被害はなかった。愛知県内では、10月下旬に同行ATM(現金自動
受払機)コーナー3カ所で小型カメラが見つかり、盗撮された暗証番号が悪用された可能性が
あるとして同行が警視庁に届け出た。
同行によると21日早朝、都内のコンビニで連続的に偽造カードが使用された。大半はカードの
磁気ストライプの情報の一部が本物と異なっていたため取引ができない状態だったが、数人に
ついては磁気情報や暗証番号が一致し、残高照会が成立した。すべて残高照会を試みた
もので、現金引き出しなどの手続きは行われなかった。
カードが偽造された14人のうち、一部の顧客は盗撮カメラが設置されていた店舗のATMを
利用していたことが確認されているが、実際に残高照会された数人がその中に含まれているかは
確認されていない。
同行は19日にも都内のコンビニで、都内の支店の顧客1人の偽造カードが使用されたことを
明らかにしたが、取り引きは成立しておらず、今回の事件との関連も不明だ。【平地修】
毎日新聞 2005年12月21日 21時47分
ソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051222k0000m040146000c.html