◇刺身の鮮度色で判別 東京海洋大が測定法開発
黄色なら刺し身でOK−。特殊な溶液の色の変化で、魚の鮮度が測定できる方法を
東京海洋大の浜田奈保子助手(応用生物化学)らの研究チームが開発した。
発色剤や酵素などを注入した小さなカプセルを、魚の横に置くだけで鮮度が判別できる。
「温度状態によって酵素が化学反応を起こすのを利用」(浜田助手)したもので、
発色剤の変色で調理方法の目安が分かる仕組みだ。刺し身で食べるなら黄色のときに。
その後は品質が劣化するごとに薄紫色から紫色に変わり、加熱調理の必要性や
廃棄処分した方がいいかどうかを教えてくれる。
岩手県大船渡漁港で十一月に行われたサンマなどを使った実証試験では
漁業者から高い評価を得た。実用化には簡単に扱える検査キットの量産が必要。
浜田助手らは開発を急いでいる。
ソース(YahooJapan)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051219-00000018-san-bus_all