来年4月に独立行政法人化する県立会津大の二つの教授会は16日までに、県に推薦する法人化後の学長に
あたる初代理事長候補を角山茂章副学長(62)に決めた。県は推薦を受け、最終的に佐藤栄佐久知事が
理事長を任命する。
コンピューター理工学部の教授会は14日、短期大学部の教授会は16日行われ、両教授会ともに推薦者を
角山副学長とすることを決めた。11月の両教授会では池上徹彦学長(65)の推薦を反対多数で否決していた。
今年2月の学長選が三つどもえとなり、決選投票までもつれ込んだしこりが残っていたとみられる。大学側は
「法人化をスムーズに進めるため次善の策として角山副学長が推薦者に選ばれた」と非公開の教授会の
議論を説明している。「公立大学法人会津大学定款」によると、理事長の任命は法人の申し出に基づき知事が
行うとされているが、付則で「最初の理事長の任命の特例」を設け、知事が任命することになっている。
県は大学側の意向を把握するため、推薦者を決めるよう大学に要請していた。
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