広島、栃木両県の小学生女児殺害事件などを受け、長野県は14日、児童、生徒の安全
確保のため、県内すべての小中学校と養護学校計618校について、当面の間、登下校
時に通学路や校門に警察官を配置することを決めた。
学校職員も学校周辺をパトロールすることにしており、県は
「地域ぐるみで子どもの安全を守りたい」
としている。
県によると、各校に配置する警察官は1〜2人の見込み。
県警は、不審者情報などを把握して事件を未然に防ぐため、学校ごとに安全対策の現状
や問題点などを記した「安全カルテ(仮称)」を作る。
また、県教委は、24時間態勢で相談を電話で受け付ける「子ども安全ホットライン」を設置、
県警と連携して安全対策の強化に努める。
通学路の安全対策に関しては、文部科学省が検討している防犯カメラの設置について、田
中康夫知事が12日の県議会答弁で
「カメラの設置で安全が守られる訳ではない」
と発言。
人的な力で安全強化対策を進める方針を示していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051214i406.htm?from=main4