◇ヨーグルト製法「本場」仏で特許 3乳酸菌組み合わせ
チーズなど乳製品製造販売のアトリエ・ド・フロマージュ(東御市)は、
3つの乳酸菌を組み合わせて発酵させるヨーグルトの製法で、
フランスの特許を取得した。日本では既に特許を取得済みだが、
「乳製品の本場フランスで認められことに意義がある」として、
来春にもフランスで製造販売を始めることを検討している。
同社によると、特許を取得した製法は、生乳にビフィズス菌、ラクティス菌、クレモリス菌の
3つの乳酸菌を組み合わせて発酵させる。発酵促進剤を使った
一般的なビフィズス菌のヨーグルトに比べ、発酵に2倍近い6―8時間かかるが、
口当たりがまろやかに仕上がる。
また、1ミリリットル当たり15億個以上と乳酸菌の量も多くなるため、
便通を良くしたり、研究者の間には酵素の働きによる抗がん効果の期待もあるという。
今回の製法は日本では、2003年7月に特許を取得。
東御市産の生乳のみを使った「飲むヨーグルト」の商品名で、
500ミリリットル368円で販売している。
社長によると、フランス・アルザス地方の業者から
「この製法でヨーグルトを製造販売したい」との打診もあったことから、
現地での製造販売を検討している。
ソース(信濃毎日新聞)
http://www.shinmai.co.jp/news/20051213/mm051213sha3022.htm