ソウル中央地f検特殊1部は、大学院生の人件費や研究費など数億ウォンを横領した疑い(業務上横領)で
光云(クァンウン)大学のチェ某教授と延世(ヨンセ)大学のピョン某教授の2人を逮捕起訴し、ソウル大学の
ユン某教授ら2人を同じ容疑で在宅起訴したと11日、明らかにした。これは7月、ソウル大のオ某教授ら2人が
研究費数億ウォンを着服した疑いで逮捕されたのに次ぐもので、大学研究費運営の乱脈ぶりが浮き彫りに
なった。
検察によると、チェ容疑者は2000年から4年余り、大学院生の人件費5000万ウォンと研究費2億5000万ウォン
余りを横領し、自身が運営するベンチャー企業の経営資金などに使用した。チェ教授はまた、自身の会社が
毎月1500万ウォンの赤字を出すようになると、架空取引で売り上げを水増しし、技術信用保証基金から3億
2000万ウォンの違法融資を受け、流用した疑いもある。
ピョン教授は2000年から2002年まで教え子でもある教授たちと統合管理する研究費口座から2億3000万
ウォンを横領、流用した疑い。ピョン教授は横領した研究費を家族に渡し、一部は同僚教授の住宅購入
資金に貸したという。検察関係者は「ピョン教授は自分の専門と無関係な不動産投資技法講座を校内で
便宜を受けて開設し、4年間の講義料として7億ウォン稼ぐなどして“本業”を疎かにしていた」と話した。
また、ソウル大工学部のユン某教授とチョン某教授は、取引企業に虚偽の税務計算書を発給する方法で、
研究費2億7000万ウォン余りのほか1億4000万ウォン余りを横領した疑いが明らかになった。
検察関係者は「研究費を横領し、自身の懐を肥やした教授たちの醜行は、20万〜30万ウォンの最低限の
研究費だけを支給され、徹夜で研究に励む大学院生たちと対照を成している」と指摘した。
■ソース
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/12/20051212000016.html