◇振り込め詐欺、札幌拠点に3億円 容疑の7人逮捕
札幌を拠点に、首都圏などに電話をかける手口で振り込め詐欺を繰り返していたとして、
札幌中央署や警視庁の合同捜査本部は七日までに、詐欺などの疑いで、
二、三十代の男七人を逮捕した。被害総額は東京都内だけで約二百件、
約三億円に上るとみられ、捜査本部は余罪を追及している。
道内を拠点とした振り込め詐欺事件では、最大規模。
逮捕されたのは、札幌市中央区南八西一○、自称会社役員田口英光(21)、
中央区南一○西六、無職本間涼介(21)、中央区南二西一三、無職広岡秀夫(36)、
白石区平和通六、自称会社役員A(21)=当時少年=、中央区南一七西七、自称会社員若山翼(22)、
白石区平和通二、無職鈴木俊平(21)、南区澄川六の六、アルバイト池江崇博(20)の七容疑者。
調べでは、本間容疑者ら三人は十一月二十一日、東京都足立区の無職女性(70)宅に
息子を装って電話をし、「パソコンの(有料)チャットを開き請求が来た。
金を払わないと会社にいられなくなる」などと告げ、札幌市内の銀行口座に
約二百万円を振り込ませた疑い。
Aは昨年五月六日、札幌市清田区の無職女性(77)宅に息子やクレジット会社の担当者を装って電話し、
借金の返済名目で同市内の郵便局の口座に約百三十万円を振り込ませた疑い。
七容疑者のうち、若山、鈴木、池江の三容疑者は、
大麻取締法違反(所持)の現行犯などで逮捕された。
グループは、主犯格の田口容疑者宅で電話帳を頼りに、首都圏の高齢者らに
多数の電話をかける手口を繰り返していた。請求額が多額だっため、
被害総額が拡大したとみられる。七人は札幌市内の中学や高校の先輩、後輩などだった。
ソース:北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20051207&j=0022&k=200512079019