◇米国連大使 予算承認に難色
国連は、ことし末までに、2年分の予算およそ40億ドルを各国の全会一致で承認する
必要がありますが、アメリカのボルトン国連大使が、「国連改革が進むまでは
2年分もの予算は承認できない」として、3、4か月程度の暫定予算を主張し
国連内で論議を呼んでいます。
インタビューでボルトン大使は、「もし2年分の国連予算がこのまま総会で承認されてしまえば、
国連改革は死んでしまう。予算が無事に通ったあとで改革が進展すると考えるのは
政治的にみてありえない話だ」と述べ、現状では、2年分の一括の予算承認は
到底できないという考えを強調しました。
そのうえでボルトン大使は、「暫定予算分の3、4か月がたてば、国連事務局側も
何らかの改革の道筋を示せるだろうし、そうなれば残りの予算を承認すればよい。
すでに日本とはこの問題で緊密に協議しているし、今後はEU・ヨーロッパ連合からも
支持を得たいが、自分たちの主張よりも良い考えがあればそれに賛同する」と述べ、
この問題で各国と話し合って良い結論を出したいという考えを示しました。
ソース:NHK 動画あります
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/12/06/d20051206000073.html