恋に落ちるとどきどきしたり、そわそわしたり、幸福感に包まれたり、
羽目を外したりするが、このような熱愛中の感情は、「1年以上」続か
ないということが、イタリアのパヴィア大学の研究で分かった。研究
内容は、精神神経内分泌学の専門誌「Psychoneuroendocrinology」
で発表されている。
研究によると、人を好きになると抱く感情は、神経成長因子(NGF)
という分子によって引き起こされるが、この分子は、独身の人やパー
トナーと長年にわたる落ち着いた関係にある人からよりも、激しい恋
に落ちたばかり人から多く検出されたという。
しかし、1年後に、熱愛中だった同じ人間を再検査してみると、その
量は、ほかの人と同じレベルにまで下がっていることが判明した、という。
研究者らは、恋に落ちると、どのようにして高レベルのNGFが引き
起こされるかは不明としている。
URL:
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200512010024.html