京都市中央卸売市場第一市場(京都市下京区)は1日、年末年始の生鮮食料品の価格見通しを発表した。
台風被害で高値となった昨年に対し、今年は天候に恵まれて野菜や果物は平年並みかやや下回る見込み。
ブリや塩サケなどの水産物も安値傾向で、なべ物や正月料理の食材を手ごろな値段で買えそうだ。
野菜は、10月から好天が続き全体的に生育が良く、平年並みの入荷量を予想。
昨年高騰したハクサイやレタスなどは半値に、ネギ類は3割ほど安くなる見通し。このほかの野菜類も入荷量、
価格とも平年並みで推移しているが、作付面積が減ったゴボウやユリネは昨年よりやや高くなりそうだ。
水産物は北海道方面をはじめ豊漁で、鮮魚はなべもの用のタラやフグ、養殖ブリ、マグロ類なども順調に入荷して
安値傾向。塩干物は紅サケや棒ダラが昨年より1−2割安く、カズノコは平年並みという。
果物はミカン、リンゴ、カキが「当たり年」で価格が平年をやや下回る。
イチゴとアールスメロンは11月下旬の冷え込みで品薄となるため、昨年を上回る見通し。
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