◇フィリピンの製薬会社、タミフルのコピー薬を製造へ
【マニラ=遠藤富美子】フィリピンの製薬会社「ユナイテッド・ラボラトリーズ」は1日、
鳥インフルエンザの治療薬「タミフル」のコピー薬製造を発表、来年2月末以降に
5万人分を比保健省に寄付することを明らかにした。
タミフルは、スイスのロシュ社が特許権を持つが、同社はフィリピンでは特許を取っておらず、
比政府に対し、コピー薬製造を認めていた。ユ社もロシュ社に対し、
コピー薬製造について通告済みで、インドなどから1月以降に原料を輸入後、
製造を開始する見通し。
一方、AP通信によると、比政府はユ社製造分とは別に、
ロシュ社に対し、タミフル7500人分を発注している。
フィリピンでは7月、病原性の弱いウイルスに感染したアヒルが発見されたが、
毒性が強い高病原性ウイルスH5N1型の感染例は確認されていない。
ソース(2005年12月1日23時6分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051201id26.htm