宇宙で育った酵母を使った日本酒「宇宙酒」の仕込みが29日、高知県いの町の高
知酒造などで始まった。県内の酒米と合わせて吟醸酒に仕上げ、来年4月1日、全国各
地と世界数カ所で同時に発売される。
新しい土佐名物にしようと、同県酒造組合連合会などが企画。県工業技術センター
で開発された酵母は10月1日、ロシアのバイコヌール宇宙基地から宇宙船ソユーズで
打ち上げられ、国際宇宙ステーションに滞在。同11日に無事、地球に帰還した。
酵母は同センターで培養され、県内18の酒造会社に配布。今年使用するのは乾燥状
態で打ち上げられたもので、味に大きな変化は見込めないというが、酒造組合は「夢
とロマンをもって飲めば、きっと宇宙の味がする」と期待を膨らませている。
■ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000009-jij-soci