広島市安芸区の市立矢野西小1年、木下あいりちゃん(7)が殺害された事件で、
あいりちゃんが登下校時にランドセルにつけていた防犯ブザーがなくなっていたこと
が24日、広島県警海田署の捜査本部の調べでわかった。県警は犯人が防犯ブザーに
気がつき奪い取ったとみている。
また、通学路からはずれた脇道に入ってすぐの民家には、あいりちゃんとみられる
女児がかわいがっていた犬がおり、事件当日は、犬に会うために遠回りしていた可能
性があるとみて県警は聞き込み捜査に全力をあげている。
調べでは、防犯ブザーはスイッチを押して鳴らすタイプで、ランドセルの肩ベルト
部分に下げていたという。同小では、防犯ブザーを持つことを義務づけていないが、
9月に転校してきた時にはランドセルにつけていたといい、親しい友人らに「何かあ
ったら押すんだ」と話していたという。
ランドセルは、遺棄現場から北東約300メートルの植え込みで見つかったが、防
犯ブザーはついておらず、遺体が入っていた段ボール箱の中にもなかった。
■ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051125i201.htm?from=main2