熊本県は、マンションなどの耐震構造計算書偽造問題で、工事の大半に関与したとされる同県八代市の「木
村建設」(木村盛好社長)を建築士法に基づき、22日にも立ち入り検査する。同県内でも姉歯建築設計事
務所が木村建設から構造計算を請け負い、偽造したケースがないか調べる。
県によると、木村建設は02年3月、県に設計事務所の設置を登録した。立ち入り検査では業務台帳などを
基に、設計業務の内容や姉歯事務所との取引関係を確認する。構造計算書の偽造などへの関与が確認されれ
ば「登録取り消しや業務停止を検討する」(県建築課)としている。
千葉県の調査によると、姉歯事務所は、八代市の自動車部品会社施設(99年施工)の建設工事で木村建設
から構造計算を請け負っていた。
木村建設は全国でマンションやホテル建設を手がけており、05年6月期の建築工事施工額は前年比約24
億円増の約123億8000万円だった。【山田宏太郎】
毎日新聞 2005年11月22日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051122k0000m040154000c.html より