「そらそうよ」。阪神・岡田彰布監督(47)がよく口にするこのフレーズについて、
阪神球団が商標登録することを検討していることが17日、明らかになった。
岡田監督がサイン時に色紙に書き添える「道一筋」が、昨年の11月に商標登録
されていたことも判明。後れを取った「阪神優勝」問題の二の舞いを避けるべく、球団では対応を急ぐ。
そらそうよ―。
虎党なら、これだけで、声の主が誰であるか分かるはず。そう、もちろん岡田監督。報道陣
からの質問に対し、数え切れないぐらいに口にしてきた、おなじみのフレーズだ。すっかり
ファンの間にも浸透してきたが、現在、球団内では、この何げない指揮官の口癖の商標登録
を検討していこうという、仰天のプランがあることが分かった。
「考えていかないといけないでしょうね。これからもそれ(そらそうよ)を使ったものが、売られ
たりするかもしれないですから」と球団営業部。今季は、2年ぶりの優勝を果たしたこともあり、
岡田監督を支持する声が圧倒的に増加。すでに、「そらそうよ」の文字が入ったTシャツが販売
されているが、今後はほかの商品にも使われることが予想され、そういった動きを見据えて
の対応が必要になってきた。
03年には、優勝グッズの作製において「阪神優勝」のロゴを商標登録しようとしたところ、
すでに別の男性が登録していたという問題が起こった。最終的に、球団の請求が認められる形
になったものの、今回は、そういった事態を未然に防ぐ意味合いも、込められている。
もう一つ、岡田監督が好んで使う言葉がある。サインを求められたときに色紙に書き添える「道一筋」
の3文字。これは、すでに昨年3月に阪神タイガースが商標登録を出願して、8カ月後の11月
には登録されていた。
かつて、父・勇郎さんが、阪神OBの村山実氏から贈られた色紙に、「球道一筋」と書かれていた。
そこから「球」の1文字を外し、自らの座右の銘としている。また、その村山氏の「球道一筋」
に関しても、「道一筋」と同じ昨年3月に出願して、今年の5月に登録が認められた。
まだ、検討していく段階とはいえ「そらそうよ」が正式に商標登録の出願されれば、それだけでも前代未聞のこととなる。
[デイリースポーツ]
ソース
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20051118-00000001-spnavi_ot-spo.html