【社会】浅井学園、補助金対象校舎工事の証明書が行方不明に

　補助金の不正受給が疑われる学校法人「浅井学園」（札幌市
中央区、浅井幹夫理事長）が２００１年に行った校舎外壁の耐震
補修工事で、文部科学省に提出していたはずの工事後の耐震
診断証明書が行方不明になっていることが１７日、分かった。

　文科省側は保存期限を過ぎて処分しているため、再提出を
求めているが、学園側は「業者がどこか分からない」などと
答えているという。

　文科省によると、私立学校施設整備費補助金の対象となる
耐震補修工事については、対象建物の工事前後の耐震診断
結果を示す証明書を添付し、工事によって耐震効果が上がった
ことを報告しなければならない。浅井学園は工事前の耐震診断
を東京の設計会社の札幌支店に依頼。同社は「耐震性の向上を
図るには、ひび割れ補修を行う必要がある」との診断所見をまとめ、
費用の６７２万円を受け取った。
しかし、「工事後は診断をしていない」と話している。

URL：http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051118ic02.htm

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