国土交通省は17日、海上自衛隊下総航空基地(千葉県柏市)所属の
YS11練習機の機長(54)から「鹿児島県付近を16日に飛行中、小型
ヘリコプターと異常接近した」と報告があったことを明らかにした。
報告によると、最接近時は水平距離が50−100メートル、高度差約9メートル。
相手のヘリは形状から民間機の可能性が高いという。
国交省航空・鉄道事故調査委員会は、事故の恐れがあった重大インシデントに
あたるとして、調査官2人を指名。海自の機長から詳しく事情を聴き、異常接近した
ヘリの特定や状況確認を急いでいる。
国交省などによると、16日午前11時半ごろ、下総航空基地から鹿児島県・
鹿屋航空基地へ向かっていたYS11が、鹿屋基地の東約50キロ、高度約900
メートルで、左斜め上方に白いヘリを視認した。同機は右旋回で回避し、約10分
後に鹿屋基地に着陸。けが人はなかった。
2005年(平成17年)11月17日(13:46)
ソース
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005111701001876