ソニー銀行は、2005年度上半期に、2001年6月の開業以来はじめての単期黒字を達成したことを
発表した。2005年度上期の経常利益は11億 9600万円。業績の伸びと広告宣伝費の圧縮などで達
成した。
同社の石井茂社長は、「自立した個人に向けたサービスを重視してきたことが受け入れられた結果
であると考えている。手数料や金利などの面で、業界の中でも新しいことを先頭切ってやってきた」と
自信をのぞかせた。
また、中村英彦・取締役は、「投資信託と住宅ローンが全体の3割を占めている銀行は他にはないの
ではないか。インターネットに特化しているので、今後は、スケールメリットが出て、事業効率がさらに
向上するはず」としたうえで、「ただし、インターネット特化型であるだけに敷居が高い印象もあった。
今後は、ユーザー層をもっと広げていかなければならない」と課題も口にした。
また年内に、株式仲介、モバイルバンキング、クレジットカード決済、外国為替レポートなどのポッド
キャストなどを始める計画である。携帯電話を使ったモバイルバンキングについても、来年の早い
時期の参入を検討しており、外資預金関連のサービスをまずは想定しているという。
さらに同日、日本株やBRICsを対象とした投資信託3銘柄の取扱いを開始することも発表した。
投資信託のラインアップ強化の一環である。
引用元
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/412125 ソニー銀行
http://www.sonybank.net/