赤星が横浜三浦の「変身」を警戒した。甲子園出場組の「1番右翼」でフル出場。
1段モーションへのフォーム修正に取り組む三浦と初回に対戦した。
何度も打線が苦しめられてきた相手だけに、データ収集に絶好の機会だった。
初球から3球続けてファウルを打ち、カウント2−1から三失で出塁。
全5球の勝負は違和感を覚える結果となった。
「イメージが全然違うから、逆に(タイミングが)合わない」。
これまでの残像があるから、間合いが微妙にズレてしまう。
不正投球のルール徹底は打者にも影響を与える。
自慢の快足はすぐさま1段モーションに対応した。3番福留の初球で盗塁に成功。
打席と一塁。2つの視点で来季に向けてのサンプルを収集した。
赤星は戸惑ったが、岡田監督は「タイミングがとりやすくなった。
特にカーブのタイミングが外せなくなったようや」と修正を歓迎した。
今オフの赤星は蓄積した疲労を取り除くことに集中する。
それでも安打製造機の本能には逆らえなかった。
7回にタイムリー三塁打を放つなど3安打2打点。
チームただ1人の猛打賞で甲子園出場組の意地を見せた。
「腰がやばいっすよ。明日のパレードは辞退するかも…」と試合後はジョークも。
日本シリーズのショックから、来季に目を向ける節目の試合になったかもしれない。
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