事故:流鏑馬の矢、客に当たる 全治1週間軽傷−−毛呂山町・出雲伊波比神社 /埼玉
3日午前8時55分ごろ、毛呂山町岩井の出雲伊波比(いわい)神社であっ
た流鏑馬(やぶさめ)大会で、射手の中学生の男子(15)が放った竹製の
矢が的をそれ、見物に来ていた同町の県立高1年の男子(16)に当たって、
上唇に全治約1週間の軽傷を負った。
西入間署の調べでは、大会は午前9時前から始まり、三つの的のうち最初の
的に向けて放った矢が的からはずれ、的の斜め後方約10メートルにいた
男子に当たった。馬場と的は約2メートル離れており、的の周囲にはむしろで
作った防護さく(高さ2〜3メートル)があったが、矢はさくを越えてしまっ
たらしい。当時、境内には約300人の見物客がいた。
射手の男子は10月末に約1週間の訓練を受けていたという。大会は続行され、
午前と午後にそれぞれ小学5年〜中学3年の3人による流鏑馬があった。同神社の
流鏑馬大会は900年以上の歴史があり、最近では毎年文化の日に行われる。
【山崎征克】
11月4日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000119-mailo-l11