【経済/国際】鳥インフルエンザ、経済への打撃はSARSより深刻か

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1はぴすた(051227)φ ★
 アジア開発銀行(ADB、本部・マニラ)は3日、鳥インフルエンザの流行が
アジア経済に与える影響について、最悪の場合は2827億ドル(約32兆
9000億円)の損失につながり、世界的な景気後退をもたらしかねないとする
分析リポートを発表した。

 日本を除き、中国や韓国、インド、東南アジア主要国などを対象に分析した。
影響が最も長引く想定で試算すると、2006年には域内の消費、サービス貿易、
投資などが2827億ドル落ち込むとした。また、労働者への感染などで供給面
でも142億ドル(約1兆6500億円)のマイナスにつながるとした。

 アジア経済に打撃を与えた03年の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)
より深刻な影響が懸念され、ADBは「1997年のアジア通貨危機後、地域の
発展にとって最も深刻な事態になり得る」と警告し、各国政府や国際機関が
協力して感染拡大を食い止めるよう促している。

 鳥インフルエンザは、病原性の強い「H5N1」型が東南アジアで猛威をふるい、
インドネシアやベトナムなどで60人以上が死亡。世界的な広がりを見せ始めた
ため、米国がこれら新型感染症の緊急対策費として71億ドルを計上するなど、
各国で対策が本格化している。

URL:http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051103i214.htm
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