上尾市原市地区内の親睦を深める「元気フェスタ原市」がこのほど、
原市小学校で開かれた。地域の各団体による模擬店や舞台ショー
など楽しんだ。子どもに米の大切さを伝えようと、米穀戦隊コメレン
ジャー「ザ・ライスマン」もやって来た。
ライスマンは、米の大切さ、粘り強く米を作る農家の素晴らしさを
伝える正義の味方。ライスレッド「コシヒカリ」、ブルー「ニホンバレ」、
グリーン「ササニシキ」、イエロー「ヒトメボレ」、ピンク「アキタコマチ」
の五人のヒーローだ。
「お米ちゃん」と「ご飯くん」が、子どもたちに米作りの一年を説明して
いると突然、悪のボスが出現。子どもたちが助けを呼ぶとライスマンが
登場、悪をやっつけた。最後に「ご飯大好き、お米が一番」と、みんなで
叫んだ。
ライスマンは、イベント会社「トリック・スター社」(東京都新宿区)が企画。
日本の食糧自給率を高め、食育教育も進めようと、同社が四年前に立ち
上げたプロジェクトから生まれた。
演出の杉浦正士さん(58)は「食糧自給率が低下し、外国頼りの食生活
の現状に危機感を持った」と話す。
ライスマン役は、いずれも高い技量をもった新体操選手が扮(ふん)し、
新体操の普及も目的。二〇〇〇年全日本男子新体操選手権個人総合
優勝のレッド役、山田小太郎さん(28)は「子どもたちに新体操を広めな
がら、ライスマンとして新体操では表現できない部分を、僕らも勉強して
いきたい」と意気込む。
一歳の孫とライスマンを見た上尾市瓦葺の女性(71)は「ヒーローショー
で、ご飯の大切さを教わるのも楽しくて、わかりやすい」と興奮していた。
URL:
http://www.saitama-np.co.jp/news11/03/28l.htm