NPO…意味知っているが40%、活動参加は7%
内閣府は29日、NPO(非営利組織=Non−Profit Organization)
に関する世論調査結果を発表した。
営利を目的とせず、ボランティア活動を行う「NPO」の意味を知っている
と答えた人は40%にとどまり、過去5年間にNPOの活動に参加したことが
ある人は7%にすぎないことが明らかになった。
調査は今年8月、成人3000人を対象に行い、1863人から回答を得た。
NPOの活動について、「大切」「ある程度大切」と答えた人は計80%に
達した。しかし、周知度への質問では、「知っている」と答えた人は40%で、
「意味はわからないが、見たり聞いたりしたことはある」は45・5%、
「見たことも聞いたこともない」は11・9%だった。
過去5年間の参加経験に関しては、「ない」が92%。「ない」と答えた人の
理由では、「きっかけや機会がない」が51%で最も多く、「情報がない」が
30%で続いた。
今後、参加したい分野(複数回答)では、「福祉・介護」「自然環境保護、
リサイクル推進」「まちづくり」が10%以上で多かった。「参加したいと
思わない」も49%にのぼった。
(2005年10月29日20時9分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051029i111.htm