人材派遣大手のパソナは、地方の大学に代わって、学生の東京での就職活動支援を
請け負うサービスを始める。
東京に出先機関を持たない地方大学の“東京出張所”として、東京・渋谷に学生のた
めの「キャリアプラザ」を設け、首都圏の求人情報を幅広く掲示する。若手の社会人
を招いて研修会を実施したり、履歴書の書き方など各種の就職相談にも応じる。料金
は大学から徴収し、学生は原則として無料で利用できる。
大学側の協力が得られれば、各大学に寄せられた求人票を東京でも閲覧できるよう
にする。
地方に住む学生は、東京の学生よりも就職関連の情報が入りにくく、自宅と東京を
頻繁に往復しながら就職活動を行う時間や金銭的な負担も大きい。
こうした学生の就職支援が進めば、地方大学の就職率向上にもつながる。少子化時
代に向け、地方の大学も学生を集めやすくなる。
すでに、北海道や関西、四国の大学から問い合わせがあるという。同社では「今年
度中に10前後の大学と契約を結びたい」と話している。
■ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051016-00000003-yom-soci