ローマ法王を医者と間違え、入院中の子供泣く
金曜日、ローマ法王ベネディクト16世が小児病院を訪問したが、白いローブを着用した法王を医者と間違え、
子供が泣いてしまうというハプニングが発生した。
バチカン近郊にあるバンビーノ・ジェズ(赤ん坊のイエス・キリスト)病院を訪れたベネディクト16世は、心臓病
棟でベッドに横たわる少年へと近づいていった。ところが、法王を医者だと思った少年は泣き出してしまったと
いう。
看護師はあわてて「着衣が白いからです。この少年は、白い服を着ているのは医者だと思っていたのです」と
法王に説明。
この日、法王は病院に2時間ほど滞在し、多くの子供たちに語りかけて勇気付けた。
入院中の少女、ファビオラちゃんは法王にメモと絵を描いて手渡した。メモには「私のために祈ってください。こ
れ以上輸血しなくてもいいように、そして友達のシモンとまた遊べるように」と書かれていた。
バンビーノ・ジェズ病院は1869年にイタリア初の小児病院として、わずか12のベッドしかない状態で開院した。1
924年にバチカンに寄付され、現在ではヨーロッパでも最新技術を備えた病院の一つとなっている。
8月に法王は自分の兄であるゲオルグが入院しているローマのジェメッリ病院を訪れていたが、新法王として
選出されて以来、彼がこの病院を公式訪問するのは初めてのことだった。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081128144350.html