2005.09.29
コペンハーゲン――デンマーク空軍は29日、
F─16型戦闘機2機が同国中央部の農場を低空飛行した際、
草をはんでいた「トナカイ」1頭が心臓発作で死亡したと訴えた
男性に3万1175クローネ(約57万円)の賠償金を支払った、と発表した。
農場を経営する男性は、イベントなどで「サンタクロース」役を務める副業も持つ。
オラビ・ニッカノフさんが飼育していた「ルドルフ」と呼ばれたトナカイは今年2月に、
不幸に遭った。ニッカノフさんはその後、サンタクロースのそりを引くトナカイは
残り1頭しかいなく、行事への出演は無理になったなどとして空軍に苦情を伝えていた。
空軍は、戦闘機などの飛行記録をチェック。トナカイを調べた獣医の記録も基に、ごう
音も生んだF─16機の低空飛行が心臓発作の誘因と結論付けた。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200509290042.html