一九九〇年の即位の礼など多くの華やかな宴席を仕切ったフランス料理の
シェフが、国産の食材を取り入れた新機軸のレストランを東京・銀座にオープンした。
「和」のテイストを生かした「ジャパニーズ・フレンチ」を世界に発信しようという試みに、
「食の殿堂」といわれるトーキョーのグルメの注目が集まっている。
中央区銀座五丁目の並木通りに面したビル八階。八月下旬に開店した
「SHIZUO(シズオ) TOKYO(東京)」で腕を振るうのは、
都内などのプリンスホテルで総料理長を務めた井上静男さん(64)だ。
ホテルの総料理長がオーナーシェフとして店を構える例は珍しいが、
井上さんの心を刺激したのは、「ブランド・ニッポン」と呼ばれる国産食材の数々だった。
ブランド・ニッポンは日本を代表する約千六百人の仏料理シェフたちでつくる
特定非営利活動法人(NPO法人)「日本エスコフィエ協会」(東京都港区)
が数年前から農林水産省の関連団体と共同で開発してきた青果、魚介、穀物などの総称。
井上さんは協会副会長でもあり、「移り変わる季節の恵みである国産食材
を使うことで、キュイジーヌ・テロワール(仏語で大地の料理)を実践したかった」と、
自身で新たな仏料理の創造に踏み出す決心をしたという。
以下略、全文ソース参照
ソース:
http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20050921/mng_____thatu___000.shtml SHIZUO TOKYO
http://www.shizuo-tokyo.com/