福岡県八女市教委は5日、八女古墳群では4番目の規模となる6世紀半ばの
前方後円墳「鶴見山古墳」(全長89メートル)から、「武装石人(せきじん)」の全身像が
ほぼ完全な形で見つかったと発表した。市教委は「これほど保存状態が良い武装石人
は初めてで、極めて貴重な資料」と話している。
見つかった武装石人は高さ158センチ、幅78センチ。表面に精密な線刻が入った
甲冑(かっちゅう)を身につけ、腰部にはスカート形の防具・草摺(ずり)を着けている。
石人は人間をかたどった石像で、埴輪(はにわ)の一種とされる。八女古墳群は
大小300以上の古墳からなり、最大の岩戸山古墳は6世紀前半に反乱を起こし、
朝廷に鎮圧された筑紫君磐井(つくしのきみいわい)の墓として知られる。
※毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20050806k0000m040157000c.html