富山市の「KOYAビューティーフーズ」(瀬戸祐子社長)は二十二日までに、
県内産の桑の葉を使ったソフトクリーム「桑deあいすくりん」と、カップ入りサンデー
「桑サンde」の販売を始めた。桑の葉は、古くから旧八尾町などで養蚕に
用いられていたが、近年は健康食品として注目を浴びており、評判を呼びそうだ。
桑の葉は古くから糖尿病や動脈硬化などを防ぐとの伝えもあり、
カルシウムや鉄などミネラル成分が豊富に含まれている。
同社は桑の葉を使った食品開発を進めており、ソフトクリームはその第一弾。
社会福祉法人「フォーレスト八尾会」(富山市八尾町)と北海道の業者が
取り組んだ桑の葉と乳製品の分析を基に、同社が製品化した。
県内産の桑の葉を100%使用、さっぱりした抹茶風の味わいで、
ほどよい甘さに仕上がっている。カップ入りサンデーは、シフォンケーキの上に
ソフトクリームが乗り、食べごたえがある。
「桑deあいすくりん」は二百五十円、「桑サンde」は三百円。瀬戸社長は
「育った氷見にも桑がたくさんあり、思い入れが深い。これからも桑にこだわった
製品を作っていきたい」と話している。
ソース
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050723005.htm