スポーツ専門店大手のゼビオは14日、紳士服と書籍の販売事業を
9月1日付でアオキインターナショナルに営業譲渡すると発表した。
ゼビオはスポーツと婦人服業態へ事業を集中する。同社の紳士服店は、
アオキが手薄な東北に集中しており、アオキは買収によって多店舗展開を加速する。
営業譲渡額は未公表だが、紳士服部門と書籍販売などメディア部門の
譲渡資産合計27億円にほぼ見合う額という。紳士服11店舗と書籍店8店舗は
アオキ本体が取得。カラオケやインターネットカフェなど九店舗は、
アオキの子会社ヴァリック(横浜市)が取得する。両部門の社員40人は
アオキへ移籍する見通しだ。
ゼビオの2005年3月期の売上高は紳士服が21億円、メディアは14億円だった。
紳士服部門は現在黒字だが大手量販店に押され低迷しており、
ゼビオは採算がさらに悪化する前に撤退。営業譲渡で、主力のスポーツ
店事業への経営資源の集中や資本効率の改善を進めるとしている。
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050714AT1D1405E14072005.html