中国・広州の日本総領事館によると、日本人観光客が帰国する際、
広州空港で見知らぬ中国人から「人民元は国外に持ち出せないので今、
換金しなければならない」とだまされ、不当に低いレートで円に換金
させられる事件が起きている。この1カ月に少なくとも3件の被害が発生。
総領事館は他にも被害者がいると見て、注意を呼びかけるとともに、
中国当局に取り締まりを求めている。
調べによると、被害者らは国際線の出発ロビーに入ったところで、
空港職員風の人に呼びとめられ、パスポートや航空券の提示を
させられるとともに、英語や中国語などで「元を持っているか」と聞かれた。
「持っている」と答えると、ロビー内の両替所付近まで連れていかれ、
その場で通常の6〜8割程度のレートで換金させられた。
レートの低さを指摘すると、中国語で一方的にまくし立てられ、
換金後はわざわざチェックインカウンターまで案内されたという。
元は2万元(約26万円)まで持ち出し可能だ。
これについて当局側は「当局の人間はそのようなことはしない」とし、
詐欺にあたる行為だという。「人民元はない」と答えれば犯人は立ち去る
はずだとしている。
被害にあった人から東京の外務省に相談が複数あり、発覚した。
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http://www.asahi.com/national/update/0704/TKY200507040357.html