マイクロソフト(株)は24日、慶應義塾大学/東京大学/早稲田大学と
“マイクロソフト ソース コード アグリーメント”を締結したと発表した。
これは、“シェアード ソース イニシアティブ(Shared Source Initiative)”
の一環として、アカデミック分野向けの“マイクロソフト リサーチ ソース
ライセンシング プログラム(Microsoft Research Source Licensing
Program)”により提供されるもので、研究対象となる最先端技術が
Windowsと極めて重要な関係を持つ場合に締結される。これにより各
大学の研究者がWindowsのソースコードにアクセスできるようになる。
慶應義塾大学は、環境情報学部の村井純教授(慶應義塾常任理事)
と理工学部の寺岡文男教授を中心に、新しいインターネットへのプロ
トコルをOSの基盤技術として研究開発し、組み込む実験を行なっていく。
東京大学は、大学院情報理工学系研究科の米澤明憲教授が、文部科
学省科学研究費補助金による特定領域研究“社会基盤としてのセキュ
アコンピューティングの実現方式の研究”(2000年9月〜2004年3月)に
おけるソフトウェアのセキュリティーに関する研究成果が、Windows の
安全性と信頼性の向上/強化のために有効であるか検討していく。
早稲田大学は、理工学部コンピュータ・ネットワーク工学科の中島達夫
教授を代表とする“次世代マネジメントシステムアーキテクチャ”プロジェ
クトにおいて、Windowsのモニタリング機能強化のための研究の実施を
検討しているという。
ソースはこちら
http://ascii24.com/news/i/mrkt/article/2005/06/24/656607-000.html